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エキサイティングな人生を

仕事とジャニーズにまみれる日々

どうやら人に焼肉を奢るのはまだまだ先のようだ

院生生活
“今週末には学振の結果とともに、素敵な明るい記事を書きたいものだ。”
 
学振は、不採用だった。しかも、評価はCだった。
正直もう少しいいところまで行っているかと思っていた私がバカだった。どうやらポンコツだったようだ。採用者は17%、面接者と合わせると25%というのが今回のDC1採用状況だ。結果には、以下の3つの項目別に評価も出してくれる。
 
  1. 申請書から推量される研究者としての能力,将来性
  2. 研究実績
  3. 研究計画
 
1と2の評価はそれなりに高かった。低かったのは、3だ。明確にどこが悪かったのか指摘してくれるのは、来年度DC2を出す際にもとても役に立つので、助かる。"不採用"の文字を見たときには、ズドンッと胸を刺されたように時が止まったが、すぐに就活しているとこんなことが何回もあるのだなと思い、就活組を改めて尊敬した。しかし、査読付きの英論(短報)もあったし、発表業績は載せきれず削ったぐらいだったのに、業績ない人が採用されたりしていて、なんだか腑に落ちないところもないことはない。
 
現在は、調査地に1人で滞在しているため、悲しみを共有する相手もいなければ、採用者に焼き肉をねだることもできない。大した言葉もかけてくれない担当教員に一応連絡を入れて、昨日は1日みっちり調査に行った。それが良かったのかもしれない。データを取りながら、「本当にD進するのか?」「就職するならどんな企業がいいのか?」「今の研究は楽しいか?」など自分にたくさん疑問を投げかけては自問自答していた。しかし、どんな仕事をしたいのかという質問には明確に答えられなかった。やっぱりこれに答えが出せない状況でアカデミアに残ることを諦めて、就職したら後悔するだけだと思った。
 
田口トモロヲさんが、CREA10月号でおっしゃっていたことを思い出した。
「どうせ死んじゃうから」が最近の口癖。やりたいことは先送りせずにやれるうちにやっておきたい。
 
そうなのだ。来年事故にあって死ぬかもしれないし、急に変な感染症にかかって死ぬかもしれない。老後は年金をもらえなくて好きなことができないかもしれない。両親が認知症になって苦しくて自殺するかもしれない。日本に大地震が来て、あっけなく死ぬかもしれない。そう思ったら、やっぱりD進はしたいと意志を固めることができた。さらに、田口さんは…
 
不安定な感情にもがき苦しむ時期って誰にもあると思うんです。
自意識がこんがらがった、めんどくさい感情は男女関係なく、普遍的なものなんじゃないかな。
 
と。なるほど。自分で道を選択しようとするからこそ、後悔はしたくないと思ってどうしてもこんがらがる。それは普遍的なものなんだ。自分の中でこんなこと分かっていたけど、外から入ってくきた言葉だからか、すっと納得することができた。
 
CREA10月号には、タナダユキさんと窪美澄さんの対談も載っていた。そこでタナダさんが、「人生いろいろ後悔もあるけれど、納得のいく後悔をするにはどうすればいいのかな、ということを考えながら書きました。」と、"ロマンス"という本を紹介していた。私は、たった24年しか生きていないが、納得のいく後悔しかしていない。もちろん高校時代にもう少し真面目に英語やっとけばよかったなとか、学部生時代にまともな恋愛しとけばよかったなとか、思うことはたくさんある。しかし、その時その時必死に考えて、自分の最善を選択していたつもりだし、例えば勉強バカみたいに机にばっかり向かっていたら出会えなかった友人や経験もあるし、クソみたいな恋愛してそれを酒のつまみにして友人と爆笑することもなかっただろう。後悔はない。ポジティブ思考ということも効いていると思うが、基本的に自分の置かれた立場を全力で楽しみたいという姿勢なのがいいのかもしれない。
 
今回は、結果不採用という形で終わったが、もう落ち込んでもいない。「人生やりたいことやろう」と誓って大学院入試を受けた日のことを思い出したし、来年のDC2に向けて頑張っていこうと思う。
 
採用者のみなさん、D進する覚悟ができたので、帰国したら焼肉奢ってくださいw