エキサイティングな人生を

仕事とジャニーズにまみれる日々

わたしを離さないで

村長選挙があるとかで突然仕事が休みになった。いつもと同じ5時45分に起きてしまったため、朝礼後はゆっくり朝食を食べた。こんだけゆっくりできるのだから…と朝の8時から映画鑑賞。タイトルで選んだ映画は想像以上に重かった(苦笑)しかし、頭がきりっとしたので、そのあとは存分にたまった仕事を片付けることができた。また、日本が平日のため事務連絡もスムーズに行き、とても有意義だった。
 
さて今回選んだのは、この映画。
「わたしを離さないで (Never Let Me Go)」
              キーラ・ナイトレイ など            
公開: 2010年9月3日(テルライド映画祭)
制作国: イギリス・アメリカ合衆国
引用: Wikipedia
 
原作は、カズオ・イシグロさん。日本生まれの方でイギリスに帰化している。原作は2005年に出版されている。この映画は、1人の女性が手術室に入っている男性を見ているところから始まり、彼女の回想とともに物語が進行する。ウロボロスというドラマが記憶に新しいが、この映画も子どもたちの臓器提供・ドナーが題材だ。ハッピーエンドなんてない。生きる意味を見つけるなんて可愛げのあるストーリーでもない。少年少女がただただ提供者になり終了を迎えるまでを描いたものだ。あまりにも生々しく、可哀想という感情もハッキリと生まれなかった。ウロボロスと違って、幼少期からそのために作られ、生きていた彼女たちには育った学校が家であり、家族であった。そんな彼女たちから、それ以上の人生を期待した様子を感じ取れなかった。あくまでもオリジナルのためのコピーだからだ。
 
キャリー・マリガンという女優を初めて拝見したが、日本人受けしそうなフェミニンな顔だった。"お人形さんのような"といった表現が適切であろうか。個人的にも、とても好きな顔で、涙がよく似あうなと感じた。一方でキーラ・ナイトレイは対照的で攻撃的で強気な目力が印象的な女優さんであり、現在の彼女を知っているため、幼さが混じっていてかわいいなと思った。キャリー・マリガンは、2005年に公開された「プライドと偏見(Pride & Prejudice)」で映画デビューをしているのだが、この作品の主演はキーラ・ナイトレイだという。この作品の5年前に彼女たちはすでに共演しているのだ。ぜひその作品もチェックしてみたい。そしてWikiを読んでいて、私の好きなエディ・レッドメインと交際歴があることを知り、なんていうSweetな美男美女の組み合わせなんだろうと、想像しただけでによによしてしまった← 現在彼女は、別の男性と結婚し、第一子を妊娠中だとか。
 
2014年4月29日~5月15日まで蜷川幸雄氏監督、多部未華子主演で舞台化もされている。この時は、主人公の名前を日本語名にしてやったそうだ。ちょうど、たっちゃんの「冬眠する熊に添い寝してごらん」の後にあった蜷川作品だった。もう少し早く知っていれば名古屋でもやっていたようなので、ぜひ観劇したかった。
 
 
人間はどこまで欲望に忠実に進化していくのだろうか、そのうち"心を持たない"人間のクローンが欲しいと思うようになるのだろうか。
 
A poor person isn’t someone who has little but one who needs infinitely more, and more and more.
(ホセ・ムヒカウルグアイ大統領 Rio+20にて)
 
Poor person、貧乏な人間にはなりたくないなと思った。