信長協奏曲を見て
前回の渡航が11月から2月までだったため見始めたドラマが途中で見られなくなるということで、心優しい両親に録画をお願いしておいた。そのおかげで今回の渡航では、それらの録画番組を見られるわけだが、今回は信長協奏曲を見たので今更ながらその感想を…
きっかけは藤ヶ谷さんが時代物にでるというだけで見始めたドラマだった。2008年の滝沢演舞場が三度の飯より大好きな私は、このDVDを見るたびに「義経さまああああああ」と叫ぶ太ちゃんとともに泣き、滝沢くんのアドレスをゲットして喜ぶ姿を微笑ましく見守るのである。弁慶しかり白虎隊しかり、人にお仕えする役が似あうと思うのは私だけだろうか。普段からそういう人間だからこそ、より役にマッチするのだろう。
さて、そんなことがきっかけで見始めた信長協奏曲だったが、テンポがよくとても面白かった。正直、転んだ拍子にどこか違う時代へタイムスリップしてしまう、なんてストーリーいくらでもあると思う。現在私が読んでいるcocohanaにもアシガールという連載漫画があるが、それも同じようなストーリーである。しかし、テンポの良さ、一見ムカつく脳のない男にはイライラするものの帰蝶さまへの優しいさなど…ポイントを上手についていて、あっという間にメロメロにされてしまった。(メロメロって表現もう古いですか?;)
小栗旬くんはもちろんのこと、周りを固める役者陣(柴咲コウ、向井理、山田孝之、藤木直人、夏帆、高嶋政宏、濱田岳etc.)の豪華さといったら、まるでフルコースを食べているかのようだった(柳楽くん、早乙女くんももっと出てもよかったのに!)。おかげで視聴者は安心して演技にドキドキせずにみることができたのではないだろうか。その中に藤ヶ谷さんがいることが嬉しいのなんの。正直、当たりを出すのが難しいこのご時世に、亀梨さんのように主演ばかりをやるより、たくさん脇役で出演してほしいというのが実際の思うところである(亀梨さんの話になると話がそれるのでこの話はまた次回)。もちろん!シニカレのようなドラマをやってくれたらヨダレを流しながら画面に食いついてみるのだが、それもまた別の話。
そして、突然右も左も分からない状況で話す言葉遣いも違えば文化も違う。もちろん暮らしていけないほどではないが、主人公は苦労しただろうと思う。そんな状況が今の私とリンクしてしまい、なんだかサブローと自分を重ね合わせて見てしまっていた。一歩外に出たら、英語でのコミュニケーションに加え、全然上達しない現地語、食文化、気候の違い。信頼と裏切りの繰り返し、なんだかサブローが疲れて帰蝶の前で涙を流してしまう気持ちが手に取るように分かった。そして、あのどうにかしよう!というサブローの力強さに背中を押されるのだ。もちろん毎日楽しいわけではないが、クリパならぬDVDパーティーをしたり、こうやってドラマを見て息抜きすることもできる。焦っても仕方ないが、やれるだけのことはやってみようかな。そんな気持ちにさせてもらったドラマだった。
最終話を見ていてこれは…もしや終わらない?と薄々思っていたが、やはり映画化決定との告知。本能寺の変ですか。そりゃ楽しいでしょうよ。まさに戦国ですね。藤ヶ谷さんもきっとでることでしょう。日本に帰国しているので楽しみにしたいと思う。