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エキサイティングな人生を

仕事とジャニーズにまみれる日々

環境教育の葛藤

院生生活
​ ​ ジャニーズ関係でたどり着いた人には申し訳ないが、ばりばり大学院生もやっているわけで、今感じているもやもやなんかも書き留めておこうと思う。

ウガンダにきて、やっぱり自分の研究だけをやっているのではダメで、地域の住民などとの交流も大事な研究の一環だと思っている。いろいろなやり方がある中で、もともと子どもに興味のあった私は地域の子どもたちのために環境教育活動をおこなっている。

アフリカって聞くと多くの人に「マサイ族みたいに"うっほうっほ"ジャンプしたりするんでしょ?」なんて言われたりする。しかし、今じゃマサイ族だって携帯電話を持ち、自転車に乗り、うっほうっほするのは観光客が来た時だけだという噂。ウガンダカンパラへ行けば多くの人が携帯電話を持ち、多くの車が行き交い、大きなショッピングモールが建設されている。私が滞在している場所は、地方だがこんな場所だって中学を卒業したら男の子を中心に携帯電話を持つ子が増えてくる。そんな子どもたち相手の環境教育活動、さてどうしたものかと最初は頭を抱えた。
(もちろんまだまだ"子どもたちは森の先生!"っていう地域も多いですよ)

むしろ日本の子どもたちの方が自分の国の動物を知っているのでは?なんて思うこともある。自分の記憶をたどると、絵本や教科書の物語にはたくさんの動物がでてきて、ニホンザル、キツネ、ツルなんかの名前を目にする機会があった。しかし、ウガンダの子どもたち、どうも学校であまりそういったことを教わらないようだ。子どもたちにチンパンジーの写真を見せて、名前を聞いたって7~8割ぐらいの正解率。

とにかく動物の名前と特徴を勉強することから始めよう。ということで週末センターでゲーム形式の勉強を始めた。しかし、丸3か月継続してきたがいったいどういった結末がよいのだろうかと、悩み始めた。「森を大切にしましょう!」「絶滅危惧種を守っていきましょう!」といった授業もできるかもしれない。しかし、彼らの生活がここにあって、自発的に森を大切にしようとか絶滅危惧種を守っていきたいと思わない限り、外の人間がいくら言っても意味がない。そういったところへ子どもたちの考えを持っていくためには、今後どうしたらいいのか、悩みどころである。

そして、森や野生動物の保全活動はなかなか彼らの生活に直結しないし、彼らの狭い世界を飛び越えて地球の将来を考えなければならない。自分の仕事を探すのだって必死な彼らにどうやってそこまで考えろと言うのだ。というのが正直なところ。しかし、動かなければ何も始まらないのも事実。結果、子どもが理解した上で自分たちに森はいらないと思うかもしれないし、もっと勉強してみたい!と意欲的な子どもが出てくるかもしれない…


子どもたちの貴重な時間を使っている。そのために結果を出さなければ…とすぐに結果を求めたくなりがちだが、こういった問題は一朝一夕で解決できる問題ではない。だからこそ残り4年間
くじけずに改善しつつ継続していきたいと思う。もちろん私も研究者の卵、事前調査とその後の経過はデータを取っている。きちんと比較検証をして、外への発信(学会やシンポジウム)も積極的におこなって、意見をもらっていきたい。がんばるぞー、おー!