世界共通語=英語?
世界共通語は英語なのだろうか。
研究を進めていく上で英語は必須である。
自分の発見したことを広めるためには、より多くの人に知ってもらうため
英語で口頭発表し、英語で論文を書くことが求められる。
しかし、どう考えても母国語が英語の人の方が有利ではないか?
私が1本論文を読む間に彼らは何本読めるのだろうか。
1文書くのにどれだけの神経を働かせなければならないと思っているのか。
もちろん日本語で書いた論文だから悪い論文というわけではないし、
ローカルな人々に関係する内容であればもちろん日本語だってかまわない。
きっとみな同じことを思っているはずだと信じてる。
そんな時に先輩から紹介していただいたのがこの本。
「これ論」というらしい。
借りてからあっという間に60Pほど読んだのだが、
16Pで早速「論文は英語で」というタイトルを見つけてしまった。
やっぱりこの本も「英語は必須です!もちろんみんなできるよね?」
のスタンスの本かなと思っていると、私と同じ意見がたくさん。
「なぜ一部の人たちの母語を世界共通語として他の人が習わなくてはいけないのか」
思わず自分のデスクで「そうそう!!」って声を出してしまうとこだった。
しかし、この本のいいところはそんなこと思っていた著者も英語で論文を
投稿しているという点だ。なぜそのような気持ちになったか、なぜわざわざ英語で
書く必要があるかということを率直に書いてある。
もちろん私も納得したわけで、英語で書いてみるつもりだ。
(いつ書き上げられるかは未定であるが…)
運がいいことに私のいる研究所は30%が外人であり、
修士課程の学生には研究英語の授業もあるし週1で英会話ランチを
してくれる。書き出すととても手厚いなと感じる。
旅行に行っても何も問題ないぐらいの英会話はできるが
研究の議論をしろ、論文を書けと言われてもね。
でも、日本人だからって誰でも日本語で議論ができて論文が書けるわけではない。
そう言い聞かせて、がんばってみよう。
えいえいおー!